漁師にとって「天候を読む力」と言うのは必須の才能だと思います。
ただ、それは状況把握的な意味合いが強く、
航海術込みの「天候読解術」。
バスアングラーにとっては、航海術ではなく。
天候によって左右されるバスの動きを捉えるために、
天気(天候科学)を先読みする「天候予測術」が必要だと思います。
もちろん、大前提として天候が全てではありませんし、
天候と釣りの因果関係こそ人間が付けた「理由」に過ぎないと思います。
ただ、ソコを紐解くことで毎シーズンの兆候が見えてくると思います。
今回は、私なりの「天候予測術」を極力簡単に?紹介させて頂きますので、
今シーズンの釣りプランと照合し、参考にして頂けたらと思います。
/
天候科学から見たシーズンの傾向
全国的に釣果が出た昨年(2024年)は、終わってみれば記録的暖冬でした。
※観測史上(過去126年間)で2番目の高平均気温でした。
暖冬=高水温を推移し易い。と言う点について、
釣果に直結し易いのは、もはや説明不要かと思いますが。
昨年は何故、暖冬が起きたかと言いますと・・・
ズバリ「エルニーニョ現象」が発生したから。です。
詳しく知りたい方は、気象について勉強して頂けたらと思いますが。
簡単述べさせて頂きますと、
エルニーニョ現象が発生すると「冬は暖冬」「夏は冷夏」になります。
ラニーニャ現象は、その逆で「冬は寒冬」「夏は猛暑」となります。
昨年は、冬季到来と共にエルニーニョ現象が発生し記録的暖冬の冬となりました。
そこからは、気象庁の予報通り春頃にエルニーニョ現象は終息。
次第に、ラニーニャ現象へと移行したため。
3月には寒の戻りが発生。(予想通りでした)
これまた予想通りで予報通り。
記録的暖冬だったにもかかわらず、
桜の開花も例年よりかなり遅れた年でした。
3月は、まだ引きずった冬(初春)の釣りを展開し。
4月には遅れた春爆を捉えられた故に、好釣果を出すことができました。
すなわち、地球規模の天候動向を把握することで、
それが日本の気候に及ぼす影響・傾向が分かる。
細かい事を申し上げますと、
雲の動きとか気象予測と法則があるのですが、
専門的な所は、気象予報士さんにお任せするとして・・・
私は、それらと魚の動きをリンクさせて考える事を
釣りの「天候予測術」と読んでいます。
/
2025年の傾向
ではでは・・・
今年、2025年はどうなのか。
(正確には定義を満たしていないようですが・・・)
2024年12月より「ラニーニャ現象」の兆候が出始め、
暫く加速気味に続く見込みとなっています。
と言うことは、どういった傾向にあるのかと言うと。
日本の気候は、俗に言う「春と秋が無い年」になると予想されます。
すなわち、春の到来は例年よりも早く。
三寒四温は、より顕著に寒暖差の激しい年になると思います。
2022年の記事にて、春爆の当て方を記事にしましたが。
今や、春の天候に魚の動きが左右されるのなんて当たり前。
ある程度やり込んだ、バスアングラーなら全員知っている常識だと思います。
しかし、
三寒四温を捉える~。とか、
寒の戻り、暖かい雨、等々・・・
様々な春爆キーワードがありますが、
理解し実践できているアングラーはどのくらいいるのでしょうか。
地球規模の気象傾向から、その年(シーズン)の傾向を掴み、
天候で左右される魚の動きを捉えるのではなく、
天候の動きそのものを捉える事こそが、春爆最後のシークレットであり。
究極の春爆感得方法だと思います。
/
まとめ
細かい事言い始めると「読風術」とか、
まだまだオカルトっぽい謎術が色々あるのですが。
今回は、私が脳内演算で用いている技術一部を紹介させて頂きました。
これこそ信憑性が薄く、かなりオカルトっぽいですが・・・
それでも学生時代は結構、勉強したんですよー。
※実は本気で気象予報士の資格取ろうとしたくらい。
地球(自然)相手に、真剣勝負してるんだから、
地球規模で考えるのなんて、当たり前ですよね!!
最後まで読んで頂きありがとうございました。