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【ジャークベイト】厳寒期に山梨県内で釣れたジャークベイト

すっかり・・・と言うより完全に春になってしまった今日この頃・・・
特に冷え込んだ今年の冬は、近年で最もジャークベイトが活躍した冬でした。


なぜ昨今になってジャークベイトの出番が増えたのか

冬の釣りで「ジャークベイト」と言うと、関西の釣り・房総の釣りとかそんなイメージが強いと思います。私が、トーナメンターの頃に全国をトレイルする中でも、厳寒期にジャークベイトで良く釣れたのは関西リバーor房総リザーバーくらいで、富士五湖や千代田湖の山梨県内のフィールドで厳寒期のジャークがハマることがありませんでした。


なぜ、今までは山梨県内のフィールドにおいて厳寒期のジャークベイトの出番が少なかったのか。色んな理由があると思いますが、私的には下記に尽きます。
・シャローのでかいバスを釣るにはビッグベイトのが圧倒的に効率が良かった。
・当時(最近まで)、深いレンジでもよく泳ぐジャークベイトが存在しなかった。

では、逆に何故昨今になってジャークベイトの出番が増えたのか。
・バスの巨大化と水温下限低下により、厳寒期にシャローのバスが増えた。
・ビックベイトの主流化によりルアーパワーが圧倒的に落ちた。
・深いレンジでもよく泳ぐジャークベイトが増えた。

諸説個々の考えあると思いますが、私的には上記により昨今のフィールドでも釣れないからこそのジャークベイトが有効になってきていると思います。

今年よく釣れたジャークベイト

《O.S.P/VARUNA110SP》

フルサイズのルドラ130SPより、助走距離が短く深いレンジに入ってくれるのでシャロー展開ではヴァルナ1択でした。
フックを《Gamakatu/RB-M#6》に変更して使用しています。

《Megabass/VISION ONETEN+1》

ワンテンRではなくオリジナルワンテンの方の+1。そして+1の方が横へのスライド幅が秀逸で私好みです。
フックを《Gamakatu/RB-M#6》に変更することでスローシンキングにチューンして使用しています。

《NISHINE LURE WORKS/ERIE115SD》

95SDも持ってますが115SDの方がダート中のロール感が好みです。
既製品に付いてくるアウターウエイトではなく板オモリを貼ることでスローシンキングにチューンして使用しています。今年1番釣っているジャークベイトは間違いなくコレ!

使い分けとしては、上から紹介順に使用するレンジで分けていますが、
ルアーの潜行最大レンジではなく、潜行角と水深によるアクションの限界値で選択することが大事でした。
(ヴァルナに板オモリを貼って6mまで潜らせてもアクションの質が落ちるため弱い力で泳ぐエリーが必要になり、逆にシャローでは潜りながら泳ぐヴァルナに分がある。ワンテン+1はその中間と言うイメージでした。)

 私がジャークベイトを選択した理由

では、なぜ私が厳寒期にジャークベイトを選択して使うのか。
これは師からの受け売りですが「他のルアーで釣れないからジャークベイト」と言う選択に至ります。もちろん巻物やジグ、ビッグベイトなんかで食ってくれればもっと楽なのですが・・・そうは甘くない厳寒期、1発のデカい魚を引当てらるのは意外と非効率な厳寒期のジャークベイトだからこそだと思います。

冬にジャークベイトで釣るためには

使い方を聞かれたときに私は「横に飛ぶメタルバイブをカバースキャットのように使う」と答えます。
春のジャークベイトのようにバシバシとジャークして食ってくれれば楽なのですが、(もちろんそれで釣れることもあると思いますが)厳寒期はそうはいかない。厳寒期のジャークベイトは「極めて弱く。移動距離を抑える。ロングステイ。」とすることが私なりの答えでした。

「明らかに嫌がってバイトしている」と私は考えます。
ジャークベイトは元々、「フックの外がかり」が多いルアーではあると思いますが、厳寒期のジャークベイトは特に外がかりやリアフック1本、皮一枚の針掛かりが極めて多い印象があります。

それは寒いが故のショートバイトではなく、ロングステイ中の体当たりのようなバイトや口を開かないようなバイトが多く。例えるなら、「ネストの中のルアーを嫌がって追い払うようなバイト」が最も近い例えかと思います。

まとめ


ハマった時は1月の千代田湖で50up船中5本なんて時もありました。
もうすっかり春になってしまいましたが、来季の冬は是非!厳寒期のジャークベイトオススメです。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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