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【春爆】 千代田湖の春爆を真剣に考察する その1

私は春のバスフィッシングが得意です。

"今でこそ" 自分で「得意」と言えるようになりましたが、かつては苦手で嫌いで「春はバス釣りたくない」とまで公言する時期が有りました。そんな私も、JBトーナメントに出場していた頃は「春の試合を制す者は年間を制す」と言う鉄の掟  に縛られ、徹底的に観察・勉強・練習し春の変動的なバスをコンスタントに釣ることができるようになりました。

コロナ禍により県外への自粛が大々的になってからは近所の千代田湖に頻繁に通うようになり、今年も2回の春爆を当てることができましたので改めて皆様の釣りの参考になればと思い語らいたいと思います。

また、春爆に関してのメディア記事は今江克隆プロの ”LURENEWSRの記事が分かり易いと思いますので、併せてオススメさせて頂きます。


春爆の定義

「そもそも春爆って何なのよ」って話ですが、改めて調べてみると「春爆に有効なルアーは~」とか「温かい雨の日に~」とか決まり文句のオンパレードで、春爆の定義については見つけることができませんでした。

私の記憶では、「春爆」or「Xデー」は 高滝湖の春のワカサギパターンに始まりシャッドの早巻きでキロアップが60匹~とか当時は意味不明だった破壊的釣果が出る日を定義したと記憶しており、そこからメディアを通して他の湖でも「春爆」と言う言葉が定着した。と言う認識です。(確か田辺さんが言及したのが最初だったと思いますが、諸説有り)

しかし、実際の所は数釣りなら圧倒的に秋の方が釣れる実績が高くデカい魚は圧倒的に冬の方が釣れる実績が高いと思います。じゃあ、そもそも何センチのバスを何匹くらい釣れば「春爆」なのか・・・

ズバリ!「プリスポーンの魚をパターンフィッシングとして成立させる」

これが私なりの答えでした。何匹・何センチとかは、フィールドのポテンシャルによっても異なると思いますし、激タフ・小規模フィールドでは2~3匹でも十分に春爆。高滝湖では5~6匹では全然春爆ではないと思います。
昨今の千代田湖の場合は、パターンフィッシングで3匹釣れたら十分に春爆なんじゃないでしょうか。 西湖だったら最低でも10匹以上って感覚です・・・

また、この場で強く言っておきたいのは「スポーニング行動に入ってからの釣果は春爆ではない。」と言うことです。理由は、スポーニングベッドの釣りに関わらずスポーン期の魚は春ならではの気候由縁の釣果と定義するのが難しいからです。

春爆の発生条件

はい。これも諸説諸々あるやつですね・・・

春爆の発生条件については、フィールドの特性によって全く異なる。と思いますのでメディアを通して言及するのは非常に恐いところですが、私的には大きく分けて2つあると思います。

「環境依存型」
=水温や天候、潮汐に伴うバスの動き、俗に言う「魚が差す」タイミングを狙ったもの。

「ベイト依存型」
=ワカサギやザリガニ等のバスのエサの動きに伴ってバスが一斉にフィーディングするタイミングを狙ったもの。

があると思います。もちろん双方が成立するフィールドもあり、両方リンクさせなければならないフィールドもあると思います。

では、千代田湖の場合はどうなのか。

千代田湖の春爆のタイミング

私的な千代田湖の春爆は完全に「環境依存型」です。

ベイトに左右されることも、もちろんあるのですが・・・千代田湖のメインベイトであるブルーギルとザリガニに関しては、共にメインベイトのスポーニングが絡むタイミングの方が爆発力があり、ヘラ鮒の産卵は嫌がる傾向が強いため「ベイト依存型」の考え方は除外とします。

では、その春爆はいつ起きるのか!!
私的に、千代田湖に関しては2回そのタイミングが訪れると思っています。

1回目は、3月初旬~中旬/4月並みの暖かさの晴天無風の大潮周り

前記にて紹介させて頂きました、今江克隆プロの ”LURENEWSRにも記述があります「早春のデカ見えバス地獄」と呼ばれるの日です。


 千代田野郎2020の開幕戦WINNER  は、まさにこのタイミング。(昨年は大会の前日でした。)

毎年、千代田湖訪れる3月にシャローが見えバスだらけになる日。フィールドによっては、言葉通りの「地獄」になることも多い状況ですし、一見難しそうな状況でも攻略法さえ解ってしまえば「デカバスパラダイス」になる紙一重のタイミングだと思います。

2回目は、3月下旬~4月上旬/雨(または雪)

決まり文句の「温かい雨」と書かずに「雨」と書いたのはあえてです。
千代田湖の春爆において雨の温寒と言うのは殆ど関係無いと思っています。

確かに「温かい雨」は水中の季節を進める超重要ファクターではありますが、千代田湖がある甲府市内においては3月に温かい雨が降ることは殆ど無いため季節の進行は晴天無風の表水温上昇の方がよっぽど大事。かつ、肝心の「温かい雨」が降る4月にはある程度の水温上昇が完了しているため「雨(または雪)パワーで釣れる要素が増える事の方が重要=雨が暖かろうが冷たかろうが全く関係無い」という考えです。

千代田湖におけるネガティブファクター

また、千代田湖においては「早春の風」はあまり良い要素ではないと思っています。表水温が暖まったうえでの風は水温の中央値を上げ季節の進行を促すプラス要素ですが、甲府市の場合、湖水が混ざる程の風が吹くのは殆どが冷たい雨の後で「寒の戻りの後の風」により冷やされた表水温が混ざることの方が多いからです。

上記により、春ターンが起きると小規模フィールド故に潰しが効かず、パターンフィッシングどころか下がった魚のテンションに合わせた釣りを展開するしかないと思っています。

まとめ

ザックリと千代田湖で 春爆の日を “当てる要素” をまとめてみましたが、これはあくまでも私の考え方であって個々の釣りのスタイルや考えによっても当てられる日は変わってくると思います。また、今回春を語る上で鉄板の水温が何度~の話をしていないのは、これまた千代田湖ほどの小規模フィールドでは水温は所詮表水温でしかないので直接的にはバスの動きとリンクしていないと思っているからです。

その2では、春爆の日の攻略法について考察したいと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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